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表現意図がそのまま伝わる

 投稿者:Aquirax@Tokyo  投稿日:2018年 1月30日(火)19時38分56秒
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  これまで"音楽性がある"とされてきた機器やアクセサリーは、ある種の音楽や楽音が持つ特徴を意図的にデフォルメするものが多かったように思います。
すべてのデフォルメが悪いわけではなく、再生装置に限界があるからこそ求められる必要悪という面もあります。
しかし、デジアキュをはじめとするインフラノイズの製品は、それを判った上で、元々の音楽表現にあったものを可能な限り変えないで伝えることを基本に据えているようです。
機器やアクセサリーの側での意図的デフォルメが強くなればなっただけ、元々の音楽の表現意図をスポイルするからじゃないかと思います。
たとえとして良いかはわかりませんが、下手くそな演奏までが巧く聴こえるとか。


そもそもオーディオ製品は、開発者が感受できる限りの音楽的要素をできるだけ満足させるようにつくられているわけで、
それゆえに、改善方向にある偏りが生じるのは否めないと思います。
クラシック向きとかジャズ向きとか言われるあれです。
これは製品を使う側にも大いにあることです。

ところが、インフラノイズというのは不思議な会社で、人一倍クラシック向きジャズ向きを言うくせして(笑)、
実際に製品群を使ってみると、音楽的要素の偏向をあまり感じず、それぞれの音楽が持つ良さをちゃんと引き出してきます。
この傾向は近年になるほどハッキリしてきたように思います。
インフラノイズらしい音の出方になるなあ、とは思いますが、音楽的な偏向には感じません。


酒仙坊さんからエレキギターの歪みの話が出ました。
インフラノイズがそうした要素を基準にして製品開発に生かしているわけはないでしょうが・・・・・
面白いことに、
奏者やエンジニアが意図的に歪ませた電気楽器の音にしても、デジアキュがあることで、より美しくカッコよく聴こえます。

ジャズのリズムだけとっても、歯切れよさで聴かせるもの、粘り加減もたり加減で聴かせるものと、いろいろです。
一つの楽曲の中にだっていろんな要素が複雑に絡み合っています。
それらを、ある種のデフォルメで聴かせようとすると、ある要素が強調されて両立が難しくなります。
デフォルメだけに頼らず正確さを旨に聴かせようとすると、それがうまくいくほど両立するというか、表情豊かな音楽が立ち現れてきます。
大きな流れも、細かく深い味わいも、クリアに聴こえてきます。


ついでに言ってしまいますが・・・・
松脂が飛び散る弦楽器や鉄粉が舞い散るシンバルを追及したり、ライブハウスの近くを通る地下鉄の音を聴こうと奮闘するのがオーディオマニア、
みたいな世界からはかなり遠ざかった気がしています。
じゃあ、音響的リアリティの世界から退いてしまったのかと言えば、実際は近づいています。
アプローチが変わったわけです。

こういうことがありました。
冨田勲を聴いていて、シンセサイザーの音響が「定位は明確だが実体が無い」のを前より強烈に感じるようになったのです。
これって「そこで鳴ってるように聴こえる」以上の"リアリティ"です。
 
 
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