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ケルンコンサートの試聴(3)―音楽を聴くためのプロセス―

 投稿者:酒仙坊  投稿日:2017年 3月30日(木)04時44分6秒
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  楽器や奏法に関する小生の基本的スタンスは、演奏家が拘っていることは、その演奏を理解するために、リスナー側でも最大限追随できるよう謙虚に知識を得ながら臨みたいということです。
高品質の製品を作り出すには、頑健で造りこまれた製造プロセスと良い原材料が必要です。さらに良く訓練された職員、造りこまれた自動化システムのソフトウェアー、それらをモニタリングしている品質管理の手法が一体となっていることが必要です。同様に、芸術鑑賞も目的達成にはプロセスと一定程度の知識がある方が、より正しい方向に進みやすいと思います。
B氏によれば、今回のSACDのためのDSDリマスタリングには、Grimm AD1というDSD64用のADCが使われているのではないかということです。そういった技術の進展に助けられて、今回、この演奏の詳細を把握できるようになりました。偶然、上新電機のハイエンドアナログ試聴会でアナログ盤を聴く機会があったことを述べましたが、最新のリマスタリングSACDはアナログ盤に迫っていると感じました。
なお、小生が求めている最終の目標は、演奏ではありません。演奏家の解釈と技量があって初めて実現できる作曲家の目指した音楽像です。楽器や奏法や音律などはそのためのプロセスであり、手段です。それらを抜きにして、自分の乏しい感性だけで真の音楽の姿が捉えられると言うほど、自信過剰ではありません。ショパンを理解するにはプレイエルで聴いてみることが望ましいし、モーツアルトのピアノ曲はフォルテピアノがしっくりくることが多々あります。
今までケルンコンサートは試聴会等で聴いてきて、きれいな音だとBGM的にしか聴いていなかったのですが、実際に丁寧にいろいろな方法で聴いて見て、そして資料を当たってみて、評価される意味が多少は理解できましたし、これまでの安易な聴き方を恥じている次第です。M氏にピアノの機種についての氏の推測が正しいのではないかと同意することをお伝えし、これにて本件はクローズさせていただきます。
 
 
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